中古物件の選び方

 住みたい街や場所を限定すると、一戸建て用の土地情報や新築物件情報は少ないのも現実です。新築物件でなかなか気に入る物件がみつからない場合は中古物件に目を向けてみる選択肢もあります。

 一戸建てを希望している場合、そのまま住むことはもちろん、リフォームしたり、建物を壊して新しい建物に立て替える選択肢もあります。
 マンションを希望している場合は、マンションの管理状況や建物の不具合状況も確認しやすいメリットもあります。

新築住宅と中古住宅の比較


新築住宅と中古住宅の比較

中古物件の注意点


共通項目

 物件にヒビや雨漏りなど老朽化などがおきていないかの確認
 住宅ローンの返済期間などに制約条件がつく場合がある
 近所付き合いがしにくい住人がいる場合もある

一戸建ての場合

 耐震補強などはされているか
 違法建築物や既存不適合建築物ではないかの確認
 図面図書や修繕箇所に関する書類が一式保存されているかの確認

マンションの場合

 管理組合の運営状況(修繕積立金や長期修繕計画の状況)の確認
 耐震基準が見直される昭和56年(1981年)以前に建築された物件は耐震強度の確認

 しかし、中古物件の見極めは専門的な視点が必要なので、費用負担はありますが、既存住宅性能表示制度を活用して物件の確認をしたり、ホームインスペクションなどのコンサルタントへの相談をお勧めします。

既存住宅性能表示制度

 平成12年4月1日に施行された住宅品確法(正式名「住宅の品質確保の促進等に関する法律」)により、国土交通大臣に登録を行った登録住宅性能評価機関が客観的な視点で、住宅の現況と性能について評価してくれます。