新築マンションの場合は、物件が完成する前に現地付近に設置されたモデルルームでの販売になります。よって、つぎの視点から物件を検討することになります。
・マンションの周辺環境と利便性
・マンションの仕様
マンションの周辺環境と利便性については次の観点から検討が必要です。
マンションの建物の規模や高さによって次のような特徴があります。
マンションの間取りは、シングル向けには1~2LDK、ファミリー向けには3~4LDKが用意されており、さらに、同じ間取りでも何タイプか違うタイプの物件が用意されています。
訪問するモデルルームは分譲されている何十から何百戸のうちで、一番よい間取りか、分譲数が多い間取りをもとに作成されているので、未完成物件の場合は、図面で確認するしかありません。その場合、全体の間取りはもちろんですが、各部屋の寸法(幅や高さ)、柱や梁の出っ張りなども確認する必要があります。
そのほかには、日当たりや眺望、収納、設備(キッチンや浴室など)、シックハウス対策などの確認も必要です。
分譲マンションは基本的にはすべて居住用として分譲されますが、一部では、総戸数のうち一部を賃貸用の物件としている場合もあります。賃貸用の物件があると、その総戸数に対する割合にもよりますが、生活の風紀や建物の管理が乱れる場合があります。賃貸物件もある場合は売主または販売会社に確認をする必要があります。
上記以外に次の項目の確認も忘れずに行いましょう。
・マンションの施工会社
・間取りや仕様変更の自由度とその費用
・防犯対策
・駐車場の有無と駐車場代
・物件のメンテナンス
(間取りの可変性や水道管などのメンテナンス方法と費用)
・共有施設の内容
・管理会社
・修繕積立金や管理費
・管理組合の規則