住まいの目的・優先順位と選択肢

マイホームの目的を明確にする

 マイホームの形態は、注文住宅や分譲マンションなどさまざまな形態があります。
 よく、“一戸建てとマンションではどちらがお得ですか?”という声を聞きますが、マイホームの場合は、自分自身または家族が何十年にもわたり、快適に安心して日々の生活を実現する場所なので、一般的にどのような形態がよいか断言はできません。
 自分や家族がマイホームに対してどのようなことを希望するかということが最も重要です。
 マイホームは仕様に似たものがあっても、立地や眺望はそれぞれ違いがあるので、まったく同じ物件はありません。マイホームへの希望を整理し、マイホームの形態をよく理解して、土地と建物という物件を選択するのではなく、日々の幸せを実現する場所を選択するという観点からマイホームを選択していきましょう。

STEP1

今後のライフプランからマイホームに対する要望や希望を子供の教育環境、会社への通勤、親との同居、セカンドライフの生活など、家族みんなの意見を書き出してみましょう。


STEP2

マイホームに対する希望について優先順位をつける。
STEP1のマイホームに対する要望や希望について優先順位をつけます。


STEP3

マイホームの形態について明確にする
場所はどの地域がよいか、具体的な住まいの形態はどのようなものがよいか、家族で
話し合って明確にしてみましょう。


マイホームの選択肢

 マイホームのタイプにはいろいろな形態があります。
 マイホームの目的、希望する地域と物件価格などをもとに、快適な生活を確保するためのマイホームを選択しましょう。

マイホームのタイプ

マイホームのタイプと価格の関係

同じ地域で比較した場合、タイプと価格には次のような傾向があります。

注文住宅>建築条件付建売>建売戸建>
分譲新築マンション、中古一戸建て>中古マンション

ロケーションの検討方法

 マイホームの選択は、物件のタイプも重要ですが、それと同じくらい立地条件が重要です。
予算の範囲内でよいと思われる物件を探したら、パンフレットなどをみるよりは、現地に足を運んでみることが物件探しの第一歩です。

 最寄りの駅から現地まで往復したり、近所のスーパーや学校、公園などの施設の状況、近所に工場などないか、幹線道路との距離はどのくらいなのかなど、平日、休日、できれば、朝、昼、夜の状況を体感してみるとよいでしょう。

 また、周辺の今後の都市計画の把握も大切です。新しい道路や鉄道の新設、大きな空き地などが目についたら、新しい商業施設や大規模マンションの建設がないか、生活環境が大きく変わるような計画の有無も確認しておきましょう。

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