住まい購入の手順 ~戸建て(建築条件付)~

 都心部や郊外部では土地だけの分譲地は少なく、建物の建築会社(ハウスメーカーや設計・施工会社)が決まった土地分譲=建物条件付住宅が多くみうけられます。まず、分譲地の売買契約の締結をして、一定期間(通常は3ヶ月)以内に指定された建物の建築会社と工事請負契約を締結する一戸建てです。
 注文住宅を考えているが希望する地域に分譲地がみつからない人、分譲一戸建てがよいが、建物については可能であれば自分の希望を反映させたい人向けです。

住まい購入の手順 ~戸建て(建築条件付)~
イベント 必要事項・注意事項
物件 資金計画
ハウスメーカーなどが売主の場合が多い 資金計画を行って予算を決める ・気に入った土地がみつかれば、最低限の建築費の目安がわかるので、資金計画は立てやすい。
・ただし、建物の追加仕様をを加えると費用が膨らむので、建物の予算の上限をよく検討する
まずは土地の売買契約を行う 手付金の支払い
住宅ローン仮審査申込
・土地の購入と同時に、建物のプランや建築費用が不明確のまま、建物の建築会社との二次請負契約の締結は避けること
・建物にかけられる費用を再検討する
指定された建築会社と基本プランの検討 諸費用・頭金・住宅ローン借入金額を最終決定
住宅ローンの正式申し込み
・決められた期間内(通常3ヶ月以内)に工事請負契約を締結できるように計画をたてる
・建物のプランは追加仕様による予算オーバーに気をつける
・仮審査は住宅会社の提携ローン、収入証明書・認印・身分証明書を準備
建物の建築依頼先(ハウスメーカーなど)を決める
建物の建築依頼先(ハウスメーカーなど)と工事請負契約を正式に結ぶ 住宅ローンやつなぎ融資の申込み
代金の支払時期などの確認
・基本プランや工事見積書などをよく確認して、契約を行う
・建物完成時の住宅ローン実行までに、つなぎ融資が必要かどうか確認する
建物工事の着工 着手金の支払 ・設計完了し建築確認申請後、確認済証交付を受け工事が着工される
建物の上棟 中間金の支払 ・工事の進行状況確認後、中間金の支払を行う
建物の竣工・引渡しと代金精算 住宅ローンの借入を行う
代金の精算を完了する
火災保険の契約を行う
・建物の完了検査申請確認を行う
・住宅ローンの借入を行い、つなぎ融資や諸費用などの精算を実施
・火災保険は損害保険のプロ代理店などへの見積もり依頼と契約
・建物の登記の手続きを行う
引越しと入居 引越し費用、照明などの家財購入費、カーテン代を用意する 引越し費用や家財道具の搬入費用も資金計画に入れておく